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インターフェロン アルファ (NAMALWA)(Interferon alfa)
天然型 インターフェロン-α製剤
- スミフェロン注DS (製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
- 薬価
DS300万IU300万国際単位/筒 6670.00円(2020年4月1日以降)
DS600万IU600万国際単位/筒 12654.00円(2020年4月1日以降)薬価の改定が更新されていない場合はご注意ください。
- 薬価
- スミフェロン注バイアル (製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
作用と効果
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに抗ウイルス作用を示し、肝機能を改善します。また、免疫力を高め、腫瘍細胞の増殖抑制と腫瘍細胞障害性を高めます。通常、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変、腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病の治療に用いられます。
用法・用量
- 腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病
通常、成人には1日1回300万〜600万単位を皮下又は筋肉内に投与する。なお、年齢、症状により適宜増減又は隔日投与する。
〔全製剤共通〕 - HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
通常、成人には1日1回300万〜600万単位を皮下又は筋肉内に投与する。
〔全製剤共通〕 - C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
使用にあたっては、HCV RNAが陽性であることを確認したうえで行う。通常、成人には1日1回300万〜900万単位を連日又は週3回皮下又は筋肉内に投与する。
〔全製剤共通〕 - C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
使用にあたっては、HCV RNAが陽性であることを確認したうえで行う。
通常、成人は1日1回600万単位で投与を開始し、投与後2週間までは連日、その後1日1回300万〜600万単位を週3回皮下又は筋肉内に投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
〔全製剤共通〕 - 亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制
イノシン プラノベクスと併用し、通常、1日1回100万〜300万単位を週1〜3回髄腔内(脳室内を含む)に投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。
〔スミフェロン注バイアル300万IU〕
- HTLV-I脊髄症(HAM)
通常、成人には1日1回300万単位を皮下又は筋肉内に投与する。
〔スミフェロン注バイアル300万IU・注DS300万IU〕
副作用
主な副作用は、発熱、全身倦怠感等・食欲不振などのインフルエンザ様症状、脱毛、白血球減少、血小板減少などが報告されています。
重大な副作用
- 間質性肺炎
発熱、から咳、呼吸困難、胸部X線異常 等 - 抑うつ、自殺企図、躁状態、攻撃的行動
不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわれた場合がある。 - 糖尿病(1型及び2型)
口渇、多飲、多尿
糖尿病が増悪又は発症することがあり、昏睡に至ることがある。 - 自己免疫現象によると思われる症状・徴候
甲状腺機能異常、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、1型糖尿病、多発性筋炎、溶血性貧血、肝炎、SLE、重症筋無力症の増悪又は発症 等
発汗、食欲不振、貧血症状 - 重篤な肝障害
全身倦怠感、食欲不振、吐き気
黄疸や著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う肝障害があらわれる場合がある。 - 急性腎不全、ネフローゼ症候群等の重篤な腎障害
- 溶血性尿毒症症候群
血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれることがある。 - 汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血、赤芽球癆
- 敗血症、肺炎等の重篤な感染症
- ショック
血圧低下、胸部圧迫感、吐気、チアノーゼ等の症状があらわれる場合がある。 - 狭心症、心筋梗塞、心筋症、心不全、完全房室ブロック、心室頻拍
- 消化管出血(下血、血便等)、消化性潰瘍、虚血性大腸炎
- 脳出血
- 脳梗塞
- 錯乱、痙攣、幻覚・妄想、意識障害、興奮、見当識障害、失神、せん妄、認知症様症状(特に高齢者)
- 四肢の筋力低下、顔面神経麻痺、末梢神経障害
- 網膜症
網膜出血や糖尿病網膜症が増悪する場合がある。また、視力低下、視野中の暗点が出現する場合がある。 - 難聴
- 皮膚潰瘍、皮膚壊死
- 無菌性髄膜炎[亜急性硬化性全脳炎患者に対して髄腔内(脳室内を含む)投与した場合]
発熱、頭痛、悪心・嘔吐、意識混濁、髄液細胞増多、髄液蛋白量増加等が重度で遷延することがある。
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | 顆粒球減少、血小板減少 | 赤血球減少、ヘモグロビン減少、貧血、好酸球増多、白血球増多 | リンパ節症、リンパ球減少、白血球分画異常 | 出血傾向 |
肝臓 | - | AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、LDHの上昇 | 黄疸、ビリルビンの上昇 | - |
腎臓 | - | 蛋白尿、BUN・クレアチニン上昇、血尿、排尿困難 | 尿量減少、多尿、頻尿 | - |
膵臓 | - | - | - | 急性膵炎 |
精神系 | 頭痛 | 不眠、眠気、焦燥、めまい、知覚異常、冷感 | 集中力障害、健忘、錐体外路症状(振戦、歩行障害等)、不安、神経症、脳波異常、構語障害 | - |
神経系・筋 | - | 四肢のしびれ、筋肉痛、背部痛、関節痛、腰痛、脱力感、肩こり、こわばり感、CK(CPK)の上昇 | 神経痛 | - |
眼 | 網膜出血、軟性白斑等の網膜の微小循環障害 | 眼痛、充血 | 視神経炎、眼球乾燥、視野狭窄、複視 | 網膜静脈血栓症 |
循環器 心臓 | - | 胸痛、顔面潮紅、心電図異常(洞性頻脈、期外収縮、心房細動等の不整脈、STの低下等)等の心筋障害、四肢・顔面浮腫、動悸 | 頻脈、血圧上昇、血圧下降 | 徐脈、末梢性虚血 |
呼吸器 | 咳嗽、呼吸困難 | 喀痰増多、喘息 | 血痰 | |
消化器 | 食欲不振 | 悪心・嘔吐、下痢、腹痛、口内炎、味覚異常、便秘、口渇、舌炎 | 消化不良、腹部膨満感、イレウス、口唇炎、味覚低下、胃炎 | - |
皮膚・皮下組織系 | 脱毛 | 湿疹、紅斑、皮膚炎、ヘルペス | 乾癬、爪疾患、紫斑、ざ瘡 | 光線過敏症 |
過敏症 | - | 発疹、蕁麻疹、そう痒 | - | - |
全身 | 発熱、全身倦怠感、インフルエンザ様症状 | 悪寒・戦慄 | - | - |
投与部位(筋肉内・皮下) | - | 疼痛 | 発赤、硬結、皮膚潰瘍 | 蜂窩織炎 |
投与部位(髄腔内・脳室内) | 髄液細胞増多、髄液蛋白量の増加又は減少 | 髄液中組織球の出現 | - | - |
その他 | - | 体重減少、疲労、血清総蛋白量の増加又は減少、鼻出血、歯肉出血、アフタ性口内炎、咽頭炎、疼痛、尿糖陽性、耳鳴、感染症、カリウム・カルシウム・ナトリウム等の電解質異常、コレステロール値の異常、尿酸値上昇、血糖値上昇 | 嗄声、多汗、口腔内出血、不正出血、月経異常、腹水、インポテンス、トリグリセライド値の上昇、血清アミラーゼ上昇、各種自己抗体の陽性化、グロブリン上昇、CRP上昇 | サルコイドーシス、移植後の拒絶反応又は移植片対宿主反応 |
ジェネリック医薬品
- (製薬会社:)
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初版日時: 2011-12-06 (火) 18:30:19
最終更新: 2020-10-29 (木) 12:47:55 (JST) (1272d) by kondo
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