精神神経用剤
脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
主な副作用として、食欲減退、動悸、不眠症、体重減少、頭痛、腹痛、悪心、チック、発熱、睡眠障害[5]、動悸、口渇などが報告されています。
副作用 | 1%以上 | - | 1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | 血小板減少症 | 白血球減少症、汎血球減少症、血小板減少性紫斑病 |
肝臓 | ||||
肝胆道系 | ||||
腎臓 | ||||
泌尿器 | - | - | 頻尿 | - |
生殖系及び乳房 | - | - | 精巣上体炎、陰茎癒着、勃起不全 | 持続勃起症 |
精神系 | 不眠症、チック、睡眠障害[5] | - | 不安、抑うつ気分、攻撃性、激越、うつ病[9]、抜毛、幻聴、気分変動、過覚醒、感情不安定、精神病性障害、妄想、神経過敏、落ち着きのなさ、緊張、怒り、無感情、歯ぎしり、幻視、リビドー減退、多弁、気分動揺 | 涙ぐむ、錯乱状態、失見当識、幻覚、躁病、パニック発作、リビドー亢進 |
神経系 | 頭痛、浮動性めまい | - | 振戦、鎮静、傾眠、体位性めまい、ジスキネジー、痙攣、自律神経失調、錯感覚、緊張性頭痛 | 精神運動亢進、大発作痙攣、嗜眠 |
感覚器 | ||||
眼 | - | - | ドライアイ、アレルギー性結膜炎、結膜充血、近視、眼そう痒症 | 霧視、複視、散瞳、視覚障害 |
耳 | - | - | 難聴、耳痛、回転性めまい | - |
循環器 心臓 | 動悸、頻脈 | - | 徐脈、上室性期外収縮 | 期外収縮、上室性頻脈、心室性期外収縮 |
血管 | - | - | ほてり、高血圧[10]、血圧変動 | レイノー現象 |
呼吸器 | - | - | 呼吸困難、上気道の炎症、喘息、咳嗽、アレルギー性鼻炎、鼻漏、咽頭紅斑 | 咽喉頭疼痛 |
消化器 | 悪心、腹痛、口渇、嘔吐、下痢 | - | 腹部不快感、口内乾燥、口内炎、便秘、上腹部痛、消化不良、腹部膨満、異常便、歯肉腫脹 | - |
皮膚・皮下組織系 | 発疹、蕁麻疹、湿疹、脱毛症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎[11]、多汗症[12]、そう痒症、接触性皮膚炎 | 斑状皮疹、紅斑 | ||
過敏症 | ||||
下垂体[13]・副腎皮質系 | ||||
免疫系 | - | - | 季節性アレルギー | アナフィラキシー反応、過敏症反応、耳介腫脹、水疱形成、表皮剥脱 |
代謝及び栄養 | 食欲減退 | - | 体重増加不良、食欲亢進 | - |
内分泌 | ||||
筋骨格系及び結合組織障害 | - | - | 筋緊張、関節痛、筋痙縮、筋痛、四肢痛 | 筋攣縮 |
全身 | 発熱、倦怠感 | - | 易刺激性、胸部不快感、無力症、悪寒、疲労、胸痛 | 異常高熱 |
感染症 | - | - | 鼻咽頭炎、胃腸炎、鼻炎、ヘルペスウイルス感染、インフルエンザ、麦粒腫、中耳炎、咽頭炎 | 上気道感染、副鼻腔炎 |
投与部位 | ||||
抵抗機構 | ||||
その他 | ||||
臨床検査 | 体重減少 | - | 血圧上昇、拡張期血圧上昇、脈拍異常、QT延長、異常Q波、白血球数[14]減少、好中球数減少、好酸球数増加、血中アミラーゼ[15]増加、CK(CPK)増加、ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、肝機能異常、血中ビリルビン増加、トリグリセリド増加、血糖[16]増加、血中尿素増加、血中尿酸[17]増加、蛋白尿、尿中ケトン体陽性、尿潜血 | 心雑音、ALP増加、肝酵素上昇、血小板数[18]減少、白血球数[14]異常 |
傷害、中毒 | - | - | 足骨折、手骨折 | - |
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