ウルソデオキシコール酸(Ursodeoxycholic acid)
肝・胆・消化機能改善剤
- ウルソ錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
作用と効果
胆汁分泌の促進作用により胆汁の流れを改善し、また、肝臓で疎水性胆汁酸と置き換わり、肝細胞の障害を軽減します。さらにサイトカイン・ケモカイン産生抑制作用や肝臓への炎症細胞浸潤抑制作用により肝機能を改善します。他に胆石溶解作用、消化吸収改善作用があります。
通常、胆道系疾患・胆汁の流れが悪くなって起こる肝疾患の治療、小腸切除後や炎症性小腸疾患における消化不良の改善、コレステロール系胆石の溶解、慢性肝疾患、原発性胆汁性肝硬変およびC型慢性肝疾患における肝機能の改善に用いられます。
用法・用量
- 下記疾患における利胆
胆道(胆管・胆のう)系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患
ウルソデオキシコール酸として、通常、成人1回50mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 慢性肝疾患における肝機能の改善
ウルソデオキシコール酸として、通常、成人1回50mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 下記疾患における消化不良
小腸切除後遺症、炎症性小腸疾患
ウルソデオキシコール酸として、通常、成人1回50mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解
ウルソデオキシコール酸として、通常、成人1日600mgを3回に分割経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。
- 原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善
ウルソデオキシコール酸として、通常、成人1日600mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。増量する場合の1日最大投与量は900mgとする。
- C型慢性肝疾患における肝機能の改善
ウルソデオキシコール酸として、通常、成人1日600mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。増量する場合の1日最大投与量は900mgとする。
副作用
主な副作用として、下痢、軟便、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、胃不快感、胸やけ、食欲不振、過敏症(かゆみ、じんましん、発疹など)、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇などが報告されています。
重大な副作用
- 間質性肺炎
発熱、から咳、呼吸困難
ジェネリック医薬品
- ウルソデオキシコール酸錠
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初版日時: 2012-06-03 (日) 01:41:03
最終更新: 2019-04-08 (月) 16:05:28 (JST) (1838d) by kondo
投稿一覧
なぜ、ウルソは点滴にできないのでしょうか?
小児がん造血管細胞移植中で口荒れ中に内服は辛いです。
お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。