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てんかん :: 医療 Wiki

illness:てんかん

ページ内コンテンツ
  • 癲癇 概要
    • てんかん発作
    • 症状
      • 強直間代発作
    • 原因
    • 診療科
    • 検査
    • 診断
    • 合併症
      • バルビツール酸系
      • ヒダントイン系
      • サクシミド系
      • スルフォンアミド系
      • ベンズイソキサール系
      • ベンゾジアゼピン系
      • 分子脂肪酸系
      • イミノスチルベン系
      • 抗てんかん薬
    • 治療法
      • 薬物治療

癲癇 概要 anchor.png[1]

てんかんは、突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」をくりかえし起こす病気[2]です。その原因や症状は人により様々で、乳幼児から高齢者までどの年齢層でも発病する可能性があり、患者数も1000人に5人~8人と、誰もがかかる可能性のあるありふれた病気[2]のひとつです。

てんかん発作は、脳の一部の神経細胞が突然一時的に異常な電気活動(電気発射)を起こすことにより生じますが、脳のどの範囲で電気発射が起こるかにより様々な発作症状を示します。
しかし症状は基本的に一過性で、てんかん発作終了後は元通りの状態に回復することが特徴です。

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てんかん発作 anchor.png[3]

脳の神経細胞(ニューロン)は、その数は数百億ともいわれますが、基本的に電気的活動を行っているため、強い電気刺激により異常で過剰な電気活動(電気発射)を起こす性質があります。てんかん発作は、このニューロンの電気発射が外部からの刺激なしに自発的に起こる現象を指します。

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症状 anchor.png[4]

てんかん発作の症状は、脳のどの範囲で異常な電気発射が起こるかにより多彩です。たとえば脳の一部で起こる発作(部分発作)では、後頭葉の視覚野で起これば光がチカチカ見える、手の領域の運動野で起これば手がピクピク動く、側頭葉で起これば前胸部不快感や既視感など、患者さん自身が感じられる様々な症状を示します。

一方電気発射が脳全体に広がった場合、意識を消失し動作が止まって応答がなくなる、倒れて全身を痙攣させるなど、患者さん自身は発作の間意識がなくなり周囲の状況がわからない状態となります。
また、体の一部あるいは全体が一瞬ピクンと動くミオクロニー発作や、突然体の力が抜けバタンと倒れる脱力発作、あるいは手足や口をもそもそと動かす自動症といわれる発作などもあります。

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強直間代発作 anchor.png[5]

前ぶれもなく突然起こることがあります。全身が硬くなり、細かな痙攣(けいれん)が左右対称に10~20秒くらい続きます(強直期)。手と足は強く突っ張り、身体はのけぞり気味になります。その後、細かなけいれんから次第にリズミカルな動きになり、30~60秒くらい続きます(間代期)。

強直期には呼吸は止まっていますが、間代期にはいると浅い呼吸から徐々に深い呼吸になるにつれて、口の中の唾液を同時に吹き出してきます。また尿や便をもらすこともあります。
その後、多くは眠りに移りますが、朦朧(もうろう)状態に移ることもあります。

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原因 anchor.png[6]

原因は様々で、脳腫瘍[7]や頭部外傷後遺症などの明らかな原因がある場合は「症候性てんかん」、原因不明の場合は「特発性てんかん」と呼ばれます。

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診療科 anchor.png[8]

精神科、神経内科、脳外科、小児神経科、小児科

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検査 anchor.png[9]

てんかん発作をくりかえし起こす場合には、基本的に脳波検査とMRI検査[10]を行い、てんかんの診断と原因を確認する必要があります。

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診断 anchor.png[11]

てんかんは、一旦診断されるとその後長期間服薬を必要とすることが多いため、初期診断で、本当にてんかんなのかどうか、他に治療が必要な原因はないのかを見極めたうえで、長期的な治療の見通しを立てることが大切です。

小児の良性てんかんでは、発作症状などの病歴の聴取だけで診断が可能なこともあります。

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合併症 anchor.png[12]

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anchor.png[13]

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バルビツール酸系 anchor.png[14]

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ヒダントイン系 anchor.png[18]

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サクシミド系 anchor.png[22]

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スルフォンアミド系 anchor.png[25]

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ベンズイソキサール系 anchor.png[28]

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ベンゾジアゼピン系 anchor.png[30]

ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬は、発作型に関わらず有効なことがある。但しミオクローヌス発作など一部を除いて耐性の形成ができやすい。また重症筋無力症[31]、急性狭隅角緑内障[32]には禁忌である。長期使用により耐性と依存性が形成される。

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分子脂肪酸系 anchor.png[40]

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イミノスチルベン系 anchor.png[43]

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てんかんanchor.png[45]

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治療法 anchor.png[50]

てんかんの治療は、発作をいかに消失させるか、あるいは意識消失を伴う発作の回数をいかに減らせるかが主要な目標となります。

治療は適切な抗てんかん薬を服用することで、ほとんどの発作は抑制され通常の社会生活を支障なくおくれます。一方、抗てんかん薬では発作を抑えることができず、「難治性てんかん」として複数の抗てんかん薬の調整や外科治療などの専門的なてんかん治療を必要とする場合もあります。

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薬物治療 anchor.png[51]

てんかん薬の調整が主ですが、自己判断で薬を中断しないことが、発作を防ぐうえで重要です。


投稿一覧

ハタチの母   投稿日時 2019/3/5 7:26

はじめまして。2018年の10月に自閉症の娘が初めて間代強直発作をおこし、以降月に1~2回の発作を繰り返しています。今はデパケンを服用していますが最近唇や手をガタガタ震わせ、吐く事が多々あります。表れる発作が複数あることがあるのでしょうか?

お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。

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Last-modified: 2019-03-05 (火) 14:23:46 (JST) (1878d) by kondo